X線診断・治療時の患者被ばく線量計
面積線量計 PD-9000シリーズ

PD-9000シリーズはこうしたニーズに応えてトーレックが開発した面積線量計で、一般撮影、透視装置、IVR装置に取り付けることで、患者の皮膚面積線量をリアルタイムに管理できます。X線装置の照射口に取り付けて測定するので検査の妨げにならず、受診者や技師にも負担がかかりません。
特長
■吸収線量、面積線量および線量率、面積線量率を測定・表示します。
■検出部は透明アクリル式で、光照射野がそのまま使えます。
■表示部には高輝度LEDを使用しており、視認性に優れています。
■吸収線量も同時測定できます。(PD9100)
■IEC規格準拠
■検出部は透明アクリル式で、光照射野がそのまま使えます。
■表示部には高輝度LEDを使用しており、視認性に優れています。
■吸収線量も同時測定できます。(PD9100)
■IEC規格準拠
概略仕様
本体
測定レンジ |
吸収線量:0.001~999999mGy 面積吸収線量:0.1~999999mGy㎠ |
---|---|
測定精度 |
吸収線量:±10%(+25dig) 面積吸収線量:±20%(+50dig) |
仕様電源 |
AC85~264V 50/60Hz |
外部出力※ |
RS-232C出力 (線量、面積線量、時間) |
寸法重量 |
190×100×40mm |
検出部
検出範囲 |
吸収線量:14×14mm 面積吸収線量:120×120mm |
---|---|
寸法重量 |
180×156×17mm |
※RS-232C出力仕様については旧型PD-8000シリーズと異なるため、別途お問い合わせください。
シリーズラインナップ
PD-9100 (標準型) |
吸収線量(率):mGy(mGy/s) 面積吸収線量(率): mGy㎠(mGy㎠/s) 検出器×1 シングルプレーン |
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PD-9210 | 吸収線量(率):mGy(mGy/s) 検出器×2 バイプレーン または2管用 |
PD-9220 | 面積吸収線量(率): mGy㎠(mGy㎠/s) 検出器×2 バイプレーン または2管用 |
オプション
パソコン用被ばく線量管理ソフトウエア

・取込データ:線量、面積線量、透視時間
・受診者入力:名前、ID番号
・検索:ID番号、名前、部位、日時
パソコン仕様:
Windows XP以上、RS-232C又はUSBポート

面積線量(DAP: Dose Area Product)とは「線量」に「照射面積」を掛けたものです。
例えば1mGyの線量を10cm×10cmの面積に照射すると
1mGy×100㎠=100mGy㎠=面積線量になります。
線量だけで管理すると、右図のように照射範囲が広くても狭くても同じになってしまいますが、人体に与える影響は違ってくるはずです。面積線量は照射範囲も考慮した線量管理で、ICRPでは線量と面積線量の両方を測定すべきと勧告しています。