低侵襲治療であるインターベンショナル・ラジオロジー(IVR)の症例数が増える一方、長時間のX線透視により、患者被ばく量の増加が懸念されています。

透過性に優れ、手技の邪魔にならないセンサーを応用した線量計を開発しました。
専用PCソフトを利用してデータ管理が容易にできる、実用性に優れた光ケーブル式リアルタイム線量計です。
直接測定ですので、より正確に患者の被ばく線量を測定でき、X線被ばく線量の低減に役立てることができます。

光ケーブル式リアルタイム線量計 RD-1000

耐久性に優れた高輝度の新開発シンチレーター(蛍光素子)をセンサー素材に採用。
センサーおよびケーブル共にX線透過性に優れているため、X線画像への撮影(フットプリント)を最小化。
ケーブルは柔軟性のある光ファイバー素材であるため、測定の際のセンサー装着・設置が容易。
IVRでの使用を考慮し、マルチチャンネル(4センサー)による同時測定が可能。
本体ディスプレイをタッチして、測定値表示を線量率または積算線量に切り替えることが可能。
PCとの接続による測定データ転送・保存が可能。

仕様

一般

表示範囲 0 ~ 99999 mGy
線量率範囲 0.1 mGy/min ~ 2.0 Gy/min
動作温度 10 ~ 30 ℃

センサー

センサー材料 シンチレーター(Y2O2S:Eu,Sm)
ケーブル材料 プラスチック光ファイバー(外径:2.2mm)
ケーブル長 2.5m
寸法重量 外径 20mm × 5mm(高さ)、 5g(プレート含む)

本体

表示 タッチパネルカラーLCD (5.6 inch)
寸法重量 200(W) × 150(H) × 75.4(D) mm、 1.5kg
電源 DC 12V, 1,5A出力 ACアダプタ(製品附属)
単三アルカリ乾電池 6本:ACアダプタ電源供給不可時の非常用電源(別売り)