よくあるご質問をまとめました。その他のご質問、ご不明な点はご遠慮なく、お問い合わせください。
電話でのお問い合わせは医療グループ/045-531-8041までお願い致します。

製品について

TLDシステムとはどのようなものですか?
TLDシステムは、小型素子・リーダー・アニーリングオーブンの3点で構成されています。

小型素子を人体やファントム、或いは特定の放射線環境に設置して、X線及びガンマ線の線量を測定します。
測定後、リーダーで線量値を読み出します。読み出し後、小型素子をアニーリングオーブンで熱処理することで素子はリセットされ、
繰り返し使用することができます。

長時間の積算線量を測定できますので、人体や環境空間に装着し、1~3ヶ月程度の長期モニタリングに適しているほか、
短時間の照射実験にも使用できます。個人被ばく管理、環境測定、ファントムによる医療被ばく実験、
さらには宇宙ステーションでの宇宙線測定など、幅広い分野で使用されています。
面積線量計PD-9000は外部へ出力できますか?
RS-232Cに準拠しており、線量・線量率・面積線量・面積線量率・照射時間をデータとして外部に出力できます。

※弊社では院内ネットワークへの接続を請け負っておりません。通信仕様書をお渡しすることはできます。

線量管理

光ファイバー式リアルタイム線量計RD-1000は、患者被ばく線量のみが対象ですか?
IVRの手技時にリアルタイムで線量管理を行えるよう開発された線量計ですが、産業用途をはじめ、製薬会社への販売実績もございます。
使用目的やご要望に適うか実機を用いての確認、ご相談も承りますので、お問い合わせください。
RaySafe X2でDRL(診断参考レベル)に対応する測定はできますか?
X2のR/Fセンサー(一般撮影/透視用)、MAMセンサー(マンモグラフィ用)はセンサー底面部に鉛を使用しており、
後方散乱線の測定ができません。しかし、係数1.3~1.4を乗ずることで後方散乱線を含んだ線量となりますので、DRLとの線量比較ができます。

精度管理

乳房撮影精度管理に使う機器にはどのようなものがありますか。
乳房撮影精度管理マニュアルに沿った管理測定を行うには、数種類の測定器やツールが必要です。
トーレックでは必要な機器をひとつのキットにまとめた製品を販売していますが、すでにお手持ちの測定機器がある場合は
必要な機器だけにカスタマイズすることもできます。
X線撮影の精度管理に必要なものは何ですか?
精度管理は大まかに、X線出力品質と画像品質に分けられます。X線測定器やファントムなどのツール類が必要となります。 
対象とするX線撮影装置(モダリティ)によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

MRIの安全

MRIの安全とは具体的にはどのようなことでしょうか?
MRI装置には強力な磁石が使われています。
このため、磁性体飛翔(吸着)や熱傷の事故を防ぐべく、検査前の安全確認が欠かせません。
MRIの安全のためには、磁性体検出器金属探知機のどちらを使用したほうがいいですか?
磁性体検出器は磁性体金属のみを検知し、主にMRI室内での吸着事故防止を目的としています。
MRI室ドアの左右両脇にサンサーを2本設置するゲートタイプ(フェロガード・アシュア)と、
主に患者更衣室近くに設置する1本タイプ(フェロガード・スクリーナ)がございます。

これに対し、金属探知機(PD240CH)はすべての金属を検知するので、磁性体金属による吸着事故防止とともに
身体表面あるいは身体内に装着した金属類による熱傷や画像欠損の発生防止を目的とします。

それぞれの特徴を十分理解したうえで使用することが重要です。
MRI用の金属探知機とは、従来の金属探知機とどこが違いますか?
金属探知機は対象が金属であるかどうか確認する道具です。
MRI用の金属探知機PD240CHは、さらに中小サイズの対象物について磁性体か非磁性体か識別することができます。